とても暖かくなった。今日はバイト先で
みんなが暑い暑いとつぶやいていたのを
耳にした。暑いのは当然だ。
みんなジャンパーを着込んでいるからである。
綿がいっぱいはいってるやつ。
じゃあ、ぬげばいいじゃん,とお思いであろうが
不思議なことに誰も冬用のジャンパーを脱ごうとしなかった。
勿論ワシも脱がなかった。理由はよく分からないのだが、
思いあたる節は,秋口からずっとバイト先に来るとすぐさま
ジャンパーを着込むのが習慣になっていて,これくらいの
暑さでは永く続いたこの習慣を破るべからずと,意固地にな
っているのでは,ということである。
まさかジャンパーを脱ぐと入れ墨が施されているわけではあるまい。
いや、制服は着ているわけだからまさか制服に入れ墨などしているはずもなし。
まさか制服のむだ毛がボーボーだったはずもなし。
まさか制服が毒手?ゴーゴン?脱ごうよみんな。わし、むれむれよ。
夏がすぎさったあと,我々は衣替えをするのに躊躇する。小学生
であったころは,いつまで半袖でいられるかを競いあったものである
から、その気持ちは分かる。寒さになんか負けないぞ,俺はこの姿で
やれるだけやってやるんだという意固地な根性が沸いてくるのである。
しかし、今日の気候はどちらかと言うと厳しさとはかけ離れた「穏やか」
とか「さわやか」といった類の心地のいいモノであったはずである。
「**やか」なんかに負けないぞ,俺はこの姿でやれるだけ・・・
とでも思ったのであろうか?いいじゃん。たかが「やか」だよ。
負けようよ。負けたうえに,手のひら返そうよ。味方を裏切ろうよ。
烙印をおされようよ。なんだかダークヒーローでカッコよくすらあるじゃん。 
 だが結局,我々は誰ひとりとしてジャンパーを最後まで脱がなかった。
綿がいっぱい入ってるのに。外身の通気性無いに等しいし。
ジャンパーの綿の量を調整できる機能が
付いているといいな。あるいは外身の通気性を調整できるともっと快適
な時間が過ごせるとおもうな。でも一番良いのは誰かが「脱ごうよ みんな
ジャンパーを」と七五調で言ってくれることだな。
でも、バイト仲間が休憩中にジャンパーを脱いだのを観て,刺す様な視線を
送ったのはワシなので,ワシから七五調を詠むことはナインだろうな。 
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この春に新人役者獲得のためオーディションを行う予定である。
しかし、まいったことに未だ誰ひとりとして、応募がないのじゃ。
オーディションはいやか?まだまよっているのか?電話するのがこわいのか?明日申し込もう、今日は自分に甘くしてあげる日、なのか?
ワシはバイトの問い合わせはいつもそうだ。そっちから家に来て「働いていただけませんでしょうか?」と言え、と何時までも思っている。勝手。今も思っている。身勝手。そういってくれたらいまのバイトやめる。身軽。
 それともやっぱり稽古場が西蒲原郡の月潟村ということが災いしているのだろうか?
 なんで新潟市内で稽古しないのかというと、現在の一発屋の役者の住居が、西は新井市、東は新発田市で、その中心地域が西蒲原郡になってしまっているからだ。おまけに西蒲出身の役者おおいし。
 んで、中心地が月潟村という、ワシの地元になるワケね。
ちなみに月潟村は角兵衛獅子(越後獅子)発祥の地で、毎年
大道芸フェスティバルが行われてる芸能の地なのだ。
でも交通機関がまるでないから、稽古場にくるには
どうしても車に乗れる必要がある。あるいは、最寄り(車で20分程が最寄りなのだが)の駅にきてもらってそこから輸送ということになってしまう。
 うげ、書いてると本当に条件わる、って気持ちになってくる。
新潟市から車で40分ほどなんだけどなあ。稽古場ひろいしさ。
車はだだっ広い駐車場に止め放題だし。村長の娘同級生だし。
いま、応募してくれる人は誰だってとろうか、という気分になってしまう。過疎化の進んだ村が、住宅を無料で貸し出すという切ない手段で村民を獲得しようとする心情もわからんではない今日この頃であるが、さすがに応募してくれたとはいえ、住居は提供できん。そうそう、うちの裏に屋根のない空き家があるけど、そこでいいんなら、住んでも良いよ。たまに幽霊でるけど。隣の家の倉庫で人ひとり死んでるけど。
 嗚呼、なんだか弱気な気分なのは、今日ついに耐えきれずバイトジャンパーを脱いでしまったからということにしておきたい。
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こぎたない格好でこんな立派な会社の受付の前に立って怪しくなかろう
か?と心配しながらも受付嬢に簡単な事情を話すと,ちょいとお待ちとばかり
に個室に通された。周りはスーツ姿の人で,為替がどうのとか,不渡りがどう
のとか,仕入れがどうのとか,新庄がメジャーでがんばってるとか,とにかく
むつかしいはなしをしているのに,ワシ,ジャンパー姿。場違い甚だしいアト
モスフェアに窒息しそうで酸素を濾しとって吸いたい気分だった。やがて社長
秘書で,総務部長と言うまたまた偉そうな女性の方が入ってきた。酸素がたり
ない。エラ呼吸できたら良いのに僕は魚類じゃないからそれもできず,口を
ぱくぱく言わせながら詳しい事情を話し,なんとか倉庫の半分をつかわせても
らえそうな段取りとなった。ジャンパー着てるせいもあって汗だくになっちっ
たけど,ジャンパーを脱いだら魂的に負けだとおもって,決して脱がなかった。
バイト先に帰るとバイト仲間が,相当根を詰めてチラシをまいたんですね,見る
からに体重減ってますよとねぎらってくれたが,チラシをまくのに2時間近くも
かかりましぇん。体重減ってるのは魂の勝ち負けをかけてジャンパーを脱がなか
ったから,の様な説明をし、ますます汗をかいてしまった。
 その甲斐もあって,3月24日の土曜日,不動産屋さんの立ち会いのもと,工
場跡を見学し,お金の話しもまとまりそうで,来週にでも契約をしましょうか?
という段階で、有頂天になって浮かれたまなざしと共にメンバー総決起で稽古場
予定地の外観を拝みに行ったら,そこの地主がやってきて,わしゃきいとらんと
ブツブツ言い始めた。去ってからもう一度自転車こいでやってきてブツブツ言っ
て去っていった。明らかに不満そう。問題勃発する前に,早いとこ契約済ませち
まったほうが良いような気もするが,有頂天になって、車8台連ねて主気分を満
喫しようとした我々のツメが甘かったのかもしれんと反省した。ジャンパーを
脱いだのがやばかったのか?魂的なツメがあまかったのか?みんな、ジャンパー
を着ろ!
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3月14日(水)のアルバイトでチラシ配りをしていたら,ある会社の
看板が目に入った。仮にA社としよう。他の人間からみればなんの変哲もない
会社名であるが,僕にとっては大きな驚きだった。
 そもそも僕は西蒲原郡近辺に芝居のための稽古場を格安で探していたのだが
我が地元である,月潟村にさえ稽古場となるような物件は数少なかった。候補
は二つほどあったのだが,一件のテナントは先約がついこの間はいったばかり
だということで没。幼なじみの親がもつ良い物件で,いったんは借りられそう
な空気だったので,ここに入ったらカーテンは何色がいいだろうとか,床は
ホームセンターで観たコーティング済みのベニアを張れば上等とか,トイレの
芳香剤は100円ショップで仕入れ、机は大学の粗大ゴミ置き場からもってく
る,あるいはいっぱいあるだろうから5つくらいもらうことにした,と勝手に
決めつけ,夢を見ていたが,没。没。没。没。シュウー。良い夢の風船膨らま
せてもらったぜと,おもいながらもう一件の物件へ。しかしそこは今は使われ
ていない工場跡,廃屋だ。しかも所有者がわからない。そこで村の役場に行っ
て所有者を聞き出した。それがA社なのだが役場の職員によれば今はどこかの
スポーツ用品会社が倉庫として利用しているとの事。ついさっき夢の風船を膨
らませて破裂させたばかりなので速攻没。のつもりだった。しかしこうして僕
の目の前に稽古場予定地の所有者の会社があるではないか。これも何かの縁と
思って,例の綿がいっぱい入ったジャンパー姿で乗り込んでみた。バイト中な
んに。
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 ついに稽古場が我らのモノになった。
目茶広くって、少々戸惑う。
 先週の土曜日に東京でナイロンの芝居を観る。
最高。もう、ミーハー的に観てるから心底楽しめて。
終演後ケラさんとすれ違い、こっちはもう数年来のファンなので
思わず知人のつもりで会釈、は!ケラさんじゃん!
何か言わなきゃ、サインもらわなきゃ!と思いつつ、でたことばは
「おもしろかったです。お疲れさまでした。」
ふつうだ。ああ、せっかくあこがれの人とすれ違ったのに、
握手くらいしときゃよかったと思うモノの、あとの祭。
もう一度最初からやり直したい。ワシが声掛けたのなんか、忘れてるはずだけど、忘れちまってください。
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昨日は稽古場開きということで、朝方まで飲んだ。
といってもワシはアルコールは一切受け付けない
体質なので、コーヒーばっかり飲んでいたのだが。
久々の飲み会ということもあって、懐かしい面々とも
あう。みんな、社会人になったりして、偉いモノである。
先週の日曜と今日は新人役者のオーディションだったのだが、
今日、ひとりの女の子を新人として一発屋に迎えることとなった。
演劇の経験ゼロだが、「裸になるのもオッケイ」というつわものである。もう、こっちが圧倒されちまったよ。無論無意味に裸になってもらうことはないけどね。一発屋の役者にもオーディションのお手伝いを
してもらっているのだが、彼等のほうがより緊張してて、借りてきた猫とはああいうのを言うんだろうな、と思って笑ってしまった。
 オーディションなんて頭が高いんだよ!といわれそうだが、こっちだって誰でもいいというわけじゃないんだから、そこんとこわかって欲しい。昔、少々にがいけいけんがあって、慎重なのよ。来週も多数の応募者、まってまーす。
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近じか、5月6日(日)午後4時から
三条市のビッグビートというライブハウスで
久々のライブ予定。
我がバンド、「ザ・エンフレインザ」のバンマスの
村井が作曲した曲にワシが詩をつけたのだ。
何かすっげー時間がかかったので、こられない人のために
ここに歌詞だけ載せるのだ。
恥ずかしいのだ。でも、いまちょっち気分が高揚していはるので
のせるのだ。ライブに興味がある人は掲示板に「興味ある」と
一言下さい。村井君からライブへのお誘いの強烈なメールがゆくかもしれん。

 *『 力 の 湯 気 』

クス玉の中身炊きたての御飯        
ユゲット ユゲット
ユゲット 受け止めて
胴上げ全員爪1メ−トル
ユゲット ユゲット
ユゲット 受けられて 
トイレットペイパー山積み表彰状
ユゲット ユゲット
ユゲット 受け止めて
僕のためめかし込み来たあの娘の
湯気 湯気
アイガット ありがと
  
「なるほど」だなんて           
くちぐせ やめておくれ
「いろいろあるさ」なんて
ことわざにつなげないでよ
 
性懲り無くて 隠してるのが パワー
証拠が無くて 手にしてるのが パワー
ソトの瞳を気に掛けよう ハロー
「負けて大きく」なんて自惚れないパワー

*散々繰り返す

うーん。なんかまとまっていないようなきがするじゃ。
でもワシらはノリでライブカマスので、これでオッケイナノじゃ。
恥ずかしいので斜め読みして欲しかったのじゃ。
さらばじゃ。
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