5/10(水)に新潟古町えんとつシアターで制作の集会を開催してきました!

 

簡単に、どんな話になったのか?

終えてみてなにを考えたのか?

を、ここにレポートしたいと思います。

 

当日の参加人数は17人、見学者5名。

予想以上の人数が参加して下さいました。

一つのテーブルでは収まりきらずに

二班に分かれて二つのテーブルで開始、

45分×2回の話になりました。

(途中、行政団体の紹介もありました)

 

参加して下さったのは

劇団所属の制作者

劇団所属の俳優(制作経験なし)

フリーの俳優(制作経験なし)

劇団主宰者(制作経験あり)

公共ホールの事業担当者(制作経験あり)

これからユニットをたちあげていこうとする企画者(制作経験無し)

舞台監督(制作経験なし)

と、かなりバラつきのある状態。

 

「制作の分業は可能かどうか?」

 

に留意しながら、

お互いの話を聞き合うようなイメージで始めてもらいました。

こちらのテーブルは僕が、

あちらのテーブルはりゅーとぴあの岡田君が、

ファシリテーターを務めながら、でした。

 

テーブルで聞いた

面白かった話を箇条書きにしてみます

 

*稽古後「制作からの連絡でーす」と伝えるなどして、制作者の存在をアピールすべき

*読めばわかる事に関しては読めばわかる(制作の庶務的な仕事・フローチャートについて)

*主宰者と制作者と舞台監督の仕事が混在している(切り分けて考える必要がある)

*劇団内での連絡の行き違いが多く、情報共有の意識が低いこともある

*現時点ではLINEによる連絡網が有効だが、団体の構成員の生活リズムが事なるので(昼夜が逆だったり)、連絡ミスが起こりやすい。(LINEの使い方にも一定のルールを設けてそれを徹底する必要がある)

*「例の掲示板」に載せた制作フローチャートはなるほど便利である(使える部分は使って下さい)

*制作者支援サイトfringeは便利で役に立つ。無料で閲覧可能だという事実に驚きの声あり

*老舗劇団には「お母さん」の様な制作がいる

*制作者の一番の醍醐味は「企画」であり、その面白みがわからないと制作をしようと思う人間なんて出てくるわけがない。

(企画については、劇団であればほとんど主宰が行っている現実があり、企画を志している人間は既に企画ユニットを立ち上げているだろうと言う意見も)

 

個人的には、じっと押し黙って言葉を探し続けている方の話が聞きたかった!(後にメールで何を考えていたのかを知り、驚きました!真摯に勇気を持って参加してくれていた方々が多かったのです。ありがとうございます!)

 

最後は圧倒的な時間切れ感が残る集会でしたが、

こんな風に制作の為の集会が行われたのは初めてのこと。その点だけでも良かったと言う雰囲気でした。

 

集会の雰囲気や進行において印象的だったことを箇条書きにしてみます

 

*具体的なレクチャーを期待していた方も多く、互いに話を聞き出そうとする事よりも

「何かを教えなければ」「教えてもらいたい」という雰囲気が強かったこと

*制作を一手に引き受けた経験のある劇団主宰者やユニット主宰者・俳優は「庶務的制作作業の分業」について切実だが、一方で「演劇の企画力」に興味がある方も多かった事(企画について、別途レクチャー会などの実施を期待する声もあり)

*話題が多岐に渡ってしまい(分業の話はほとんどできなかった)ともすると団体の在り方の議論になりがちだったこと(それほど制作の在り方は、団体の在り方と根源的な関係性が高いという事実が発露した)

*制作経験のない俳優にとっては制作を知る機会になったが、情報量の多さと、トピックの乱立に戸惑っていた様子

*分業体制(俳優との兼務)は現状として既に妥当性を持っているようで、(理想的に)「専任」で行える可能性は低いと言う認識だったこと。(こう感じたのは予想通りでもあったし、前提として分業体制を考える集会にしたいと思っていたからか?)

 

僕なりの考察。

 

実質2時間半の対話の中で、「分業を考えてみる」というトピックからかなり逸れた話にもなってしまったのがファシリテーター担当としては歯がゆいところでした。

皆さんの話を聞きながら「分業」について考えることは「効率」について考えることなのだと思い直す事が出来てよかったのですが、効率論は受けが悪いな。。。とも思いました(笑)。

集会の中で話をまとめる時間が無かったのですが、惚れ込んだ作品の(あるいは団体の、あるいは企画者の)作品作りにおいて、もっとも大事なのは稽古時間と稽古の質であって、時間と質を作りだす為にその他の作業の効率を上げることは制作の大きな仕事だとも思いました。

結論を導き出すための集会ではなく、ヒントを聞き合う会にしたかったのですが、こういった趣旨の集会でもいったんの結論は必要なようでした。制作に携わっていない(と言いつつもほとんどの方が制作の一端に携わっているように思いますが)方々がこうして制作を考えてみる機会を持つことは、団内の情報共有の意識付けにおいても、分業における問題点の修正においても、追い風になるように思います。

 

話し合いの流れの中で「分業」の柱として次の三つが立ちました。それぞれに関連性が高いのですが、おそらく一番シンプルな分け方だと思います。

 

_餬彜浜

▲好吋献紂璽覺浜

チケット管理・販促、広報&宣伝

 

*指摘を受けたように、ここには制作の醍醐味ともいえる企画が入っていません(さらに大きな異論もあると思いますが、企画は自劇団の主宰が行っている場合が多いという前提で話を進めました)

 

のチケット管理については【CoRichチケット!】などの票券管理システムの活用によって制作庶務の作業はかなり軽減されると思います。宣伝に関しては、団員全員がSNSによる発言を増やす事によってセルフプロモーションをしていくことが「分業」につながる様にも思えます。広報に関していえば(作品作りを行っていないオフ期間に)だれでも閲覧可能な劇団のデータベースともいえるHPなどの充実を図ることでカバーできるようにも思います。

 

´↓6Δ坊麑海しんどくなる時期はチケット発売の3週間前、本番の3週間前だと思われます。この時期に行われる制作以外(俳優・舞台・演出)の仕事を洗い出し、A少しでも前倒しに出来るものは前倒しにし、B仕事の優先順位を見直すことで分業・兼業の効率は上がる様にも思えます。

 

まとめ。

 

個人的な希望として「制作者は専任で行った方がいい」と今でもおもっています。

いくら制作のフローチャートを眺めてみても、実際にやってみないとわからないものです。状況は作品によっても座組によっても大きく変わってくるからです。やってみないとわからない……ここに制作未経験者と経験者の温度差が生まれます。未経験者は「なんだか大変そうだけれど、何を手伝ったらいいのかわからない、ごめんね」という状況に陥ります。それでも、制作の仕事の大きな流れを知っておくだけで「いま、制作的にはどんな時期で何をしているのか?」を察しやすくはなるはずです。

僕は新潟の小劇劇団の一員として、制作担当者が(兼業であれ専任えあれ)孤立し疲弊していく事態だけは避けたいと考えています。これは小劇団の主宰でもある僕の切実な問題なので、今後も機会があれば「制作者の集会」を開催し、いい知恵を得られるよう耳を傾けていきたいとおもっています。

「庶務に関しては、ある程度いい加減で良いのだよ」と豪語できるまでに知恵をつけていきたいなぁ。。!

 

 

以上、第一回「新潟の演劇の制作集会」を終えてのレポートでした。

乱文失礼しました!

 

最後に

制作の参考になるHP等を紹介します

 

fringe

小劇場演劇の制作者を支援するサイト

http://fringe.jp/

 

票券管理システム

CoRichチケット!
https://ticket.corich.jp/stage/

 

iQube

劇団内の情報共有のために、会社用のクラウド型グループウェアシステム(10名まで無料)などの導入もいいかもしれません

スマホ対応だし、会計文書・スケジュール管理・タスク管理も出来る。 モノはためし!

 

制作用資料

「例の掲示板」

http://www.geocities.jp/reynobbs/newpage7.html

 

  • 2017.10.16 Monday
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  • 16:44
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